ハッカーと画家 第5章 もうひとつの未来への道 或は いかにWebベースアプリケーションが優れているか。

しかしこれ2004年に書かれたってのがすごいねぇ。

ハッカーと画家 コンピュータ時代の創造者たち

ハッカーと画家 コンピュータ時代の創造者たち

もうWebアプリベタ褒め。
その理由もしっかりと書かれています。
バグ取り、リリース、ユーザー視点での利点、サポート。
今現在彼が書いている事が成されている以上逆算的に正しいことが証明されている章でしょう。
私自身デスクトップソフトウェア側から来ている身としては、なるほどと思う以外無く、
今自分自身が置かれている状況が如何に前時代的になってしまっているのだろうと落ち込んでしまいます。
しかしこの人はどうしてこんな全ての事を一プログラマとして広く考えられるのだろう?
と思っているとこんな一文がありました。


信用できる、良いプログラマからなる小さなチームでのほうが、大企業での平凡なプログラマからなるチームよりもうまくいく。後者では悪いアイディアは、それを考えた人が気づいて直すのではなく、委員会まで先送りされてしまうからだ。」(ページ74)


この一文とそしてその後の文の通り、彼らは自分自身のコードにかなりの責任感を持って接していかなければ無からなかったのでしょう。


おっし。良いプログラマになってやるぞ。

失敗したら、それまでさ。どうってことない」(ページ82)
すごく勇気づけられました。